まあ、結果だけを見ればやっぱりねって感じの日本対ブラジル戦について。
昨日の日記でも書いた通り予選突破のためには是が非でも勝たなきゃいけない日本。
それに対して、完全に調整モードなブラジル。
試合が始まってみたらその通り、日本の布陣はかなり前のめりな布陣だが、ブラジルは警告受けてる選手とロベカルやカフーなどの高齢選手を控えに回す余裕っぷり。
それでも序盤から圧倒的に中盤を支配され何度も惜しい形を作られる。
対する日本は随所にミスが目立ちボールを奪ってもゴールにさえ辿り着けないありさま。
そんな敗戦色濃厚な日本が数少ないチャンスを生かす。
相手のボールを奪って三都主のドリブルからゴール前の玉田の飛び出しに、ロナウジーニョのお株を奪うようなドンピシャリのノールックパス。
これを玉田が思い切りの良いシュートで先制ゴールを上げる。
が日本の見せ場はこれだけ。
その後は眠れる獅子を起こしたかのようなブラジルの怒濤の攻めに防戦一方となる日本。
だが何とか耐え、このまま前半終了かと思われた前半ロスタイムにロナウジーニョ>シシーニョ>ロナウドとロビングのボールで繋がれて同点に追いつかれる。
その間、日本の全選手は浮き球をただ見送るだけ。
テニスの試合を見る観客かと思わせる程のアホっぷりを晒す。
そしてまたしてもロスタイムでの失点。
つくづく学習能力が無いなと。
後半もブラジルの圧倒的な攻撃に防戦一方の日本。
後半8分にジュニーニョのミドルシュートで勝ち越され、その後も14分、36分に追加点を挙げられ、ジ・エンド。
2点目入れられてからは日本の選手は全員が戦意喪失でまともに走る事も出来ずに、1-4の完敗。
結局、今大会での成績は0勝2敗1分けでウィローの予想通り予選敗退。
ではなぜこういう結果になったのか。
まず一つ目の要因は明確な戦略に対する戦術の理解度の無さと意思の疎通の欠如。
当然、監督は対戦相手に合わせて戦略を立てるのだが、その戦略通りの試合運びをするためにどういった戦術が必要なのかをイマイチ日本の選手がチームとして理解していなかった様に思う。
ブラジル戦を例に挙げると、序盤から攻め込まれるのは分かっていたので守ってからの速い攻めでのカウンターという戦略だったのだろうが、ディフェンスラインが余りにも下がりすぎていたために速攻に移るにはあまりにも相手ゴールが遠すぎた。
さらに良い形で先制したのにその先制点を守り切れない。そして守るための戦術を分かっていない。
この辺は試合の中で的確に指示を出す選手もいなければチーム全体としての意思の疎通も出来ていない様に見える。
こう言うところに選手個人の自主性に任せてしまったジーコの監督としての限界を感じてしまう。
二つ目にジーコの選手起用。
これは非常に難しい事なのだが、オーストラリア戦を例に挙げると分かりやすいと思う。
前半をラッキーな形でリードしながら迎えた後半、負傷での交代で茂庭を入れた後のジーコは小野を投入する。
正直、誰もがそして投入された小野自身も何を意図して投入されたのか分からないままピッチに立つ事になる。
逆にオーストラリアのヒディング監督はケーヒルなどFWやMFに攻撃的な選手をどんどん投入して点を取りに行くスタイルを見せる。
この両監督の采配がそのまま、その後の試合展開を物語っている様に日本は点を取りに行くのか守るのか迷い、オーストラリアは何が何でも点を取りに行くと言う姿勢を生み出し結果的に1-3というスコアとなって反映された。
三つ目の要因は勝つと言う執念の欠如。
勝つためには点を取らなければ勝てないのがどんなスポーツにも共通する点である。
特にサッカーは他の競技に比べても点数が入りにくい競技である。
そのために1点の重みと言うのが非常に大きい。
日本の選手も1点を取る事の重要性を十分に分かってはいるが、それを取るための執念が足りないと思えた。
特にクロアチア戦での柳沢のシュート。
これから長い間語り継がれるであろう歴史的なシュートミス。
あれが、柳沢ではなくゴン中山だったなら結果は違っていたはずだ。
代表に選ばれていない選手を引き合いに出すのもおかしな話だが、98年のフランス大会で唯一点を上げた中山のシュートはまさに執念の一点だったと思う。
それこそ体ごとゴールに向かって行った結果の得点だった。
あの執念を見せた選手が今大会の日本チームにいたであろうか?
結果から見てもいなかったと思う。
本当に勝ちたいと執念を燃やしていたのは中田と川口、宮本しかいなかったのではないか?
そんな風に思える程日本チームからは覇気を感じなかったのは私だけでは無いはずだ。
それが今回のような結果に繋がったのでは無いかと思う。
ジーコはしきりに選手を鼓舞しその執念を植え付けていた。
だが執念と言うものは人から与えるものではなく、自分で奮い立たせるものである。
次のW杯は南アフリカでの開催となる。
まだ出場出来るかは分からない。
少なくともアジアでの実力はトップクラスと言えるので順当にいけば出場出来るだろう。
だが今のままでは今回と同じ、いやそれ以下の結果で終わるのは目に見えている。
またサッカー弱小国となるか、一流国となるか、それは今後の四年間にかかっているだろう。
まずは川淵会長の人を見る目を養ってもらいたいものだ。
昨日の日記でも書いた通り予選突破のためには是が非でも勝たなきゃいけない日本。
それに対して、完全に調整モードなブラジル。
試合が始まってみたらその通り、日本の布陣はかなり前のめりな布陣だが、ブラジルは警告受けてる選手とロベカルやカフーなどの高齢選手を控えに回す余裕っぷり。
それでも序盤から圧倒的に中盤を支配され何度も惜しい形を作られる。
対する日本は随所にミスが目立ちボールを奪ってもゴールにさえ辿り着けないありさま。
そんな敗戦色濃厚な日本が数少ないチャンスを生かす。
相手のボールを奪って三都主のドリブルからゴール前の玉田の飛び出しに、ロナウジーニョのお株を奪うようなドンピシャリのノールックパス。
これを玉田が思い切りの良いシュートで先制ゴールを上げる。
が日本の見せ場はこれだけ。
その後は眠れる獅子を起こしたかのようなブラジルの怒濤の攻めに防戦一方となる日本。
だが何とか耐え、このまま前半終了かと思われた前半ロスタイムにロナウジーニョ>シシーニョ>ロナウドとロビングのボールで繋がれて同点に追いつかれる。
その間、日本の全選手は浮き球をただ見送るだけ。
テニスの試合を見る観客かと思わせる程のアホっぷりを晒す。
そしてまたしてもロスタイムでの失点。
つくづく学習能力が無いなと。
後半もブラジルの圧倒的な攻撃に防戦一方の日本。
後半8分にジュニーニョのミドルシュートで勝ち越され、その後も14分、36分に追加点を挙げられ、ジ・エンド。
2点目入れられてからは日本の選手は全員が戦意喪失でまともに走る事も出来ずに、1-4の完敗。
結局、今大会での成績は0勝2敗1分けでウィローの予想通り予選敗退。
ではなぜこういう結果になったのか。
まず一つ目の要因は明確な戦略に対する戦術の理解度の無さと意思の疎通の欠如。
当然、監督は対戦相手に合わせて戦略を立てるのだが、その戦略通りの試合運びをするためにどういった戦術が必要なのかをイマイチ日本の選手がチームとして理解していなかった様に思う。
ブラジル戦を例に挙げると、序盤から攻め込まれるのは分かっていたので守ってからの速い攻めでのカウンターという戦略だったのだろうが、ディフェンスラインが余りにも下がりすぎていたために速攻に移るにはあまりにも相手ゴールが遠すぎた。
さらに良い形で先制したのにその先制点を守り切れない。そして守るための戦術を分かっていない。
この辺は試合の中で的確に指示を出す選手もいなければチーム全体としての意思の疎通も出来ていない様に見える。
こう言うところに選手個人の自主性に任せてしまったジーコの監督としての限界を感じてしまう。
二つ目にジーコの選手起用。
これは非常に難しい事なのだが、オーストラリア戦を例に挙げると分かりやすいと思う。
前半をラッキーな形でリードしながら迎えた後半、負傷での交代で茂庭を入れた後のジーコは小野を投入する。
正直、誰もがそして投入された小野自身も何を意図して投入されたのか分からないままピッチに立つ事になる。
逆にオーストラリアのヒディング監督はケーヒルなどFWやMFに攻撃的な選手をどんどん投入して点を取りに行くスタイルを見せる。
この両監督の采配がそのまま、その後の試合展開を物語っている様に日本は点を取りに行くのか守るのか迷い、オーストラリアは何が何でも点を取りに行くと言う姿勢を生み出し結果的に1-3というスコアとなって反映された。
三つ目の要因は勝つと言う執念の欠如。
勝つためには点を取らなければ勝てないのがどんなスポーツにも共通する点である。
特にサッカーは他の競技に比べても点数が入りにくい競技である。
そのために1点の重みと言うのが非常に大きい。
日本の選手も1点を取る事の重要性を十分に分かってはいるが、それを取るための執念が足りないと思えた。
特にクロアチア戦での柳沢のシュート。
これから長い間語り継がれるであろう歴史的なシュートミス。
あれが、柳沢ではなくゴン中山だったなら結果は違っていたはずだ。
代表に選ばれていない選手を引き合いに出すのもおかしな話だが、98年のフランス大会で唯一点を上げた中山のシュートはまさに執念の一点だったと思う。
それこそ体ごとゴールに向かって行った結果の得点だった。
あの執念を見せた選手が今大会の日本チームにいたであろうか?
結果から見てもいなかったと思う。
本当に勝ちたいと執念を燃やしていたのは中田と川口、宮本しかいなかったのではないか?
そんな風に思える程日本チームからは覇気を感じなかったのは私だけでは無いはずだ。
それが今回のような結果に繋がったのでは無いかと思う。
ジーコはしきりに選手を鼓舞しその執念を植え付けていた。
だが執念と言うものは人から与えるものではなく、自分で奮い立たせるものである。
次のW杯は南アフリカでの開催となる。
まだ出場出来るかは分からない。
少なくともアジアでの実力はトップクラスと言えるので順当にいけば出場出来るだろう。
だが今のままでは今回と同じ、いやそれ以下の結果で終わるのは目に見えている。
またサッカー弱小国となるか、一流国となるか、それは今後の四年間にかかっているだろう。
まずは川淵会長の人を見る目を養ってもらいたいものだ。
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